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王様駄夢ブログ

鉛筆削りの歴史

鉛筆削り
鉛筆を削るための文房具
鉛筆を削るための道具に古くは小刀を使っていた
1890年頃(明治23年頃)から肥後守(ひごのかみ)と呼ばれる収納鞘付きの小刀が使われ始めるようになった。
その後、カッタータイプ~シャープナータイプ(鉛筆削り器)と移っていく。

鉛筆

15世紀中ごろには発明されていたらしい。
黒鉛の塊を木や金属で挟んだ物や、持ち手となる部分に木や金属の棒を使い、その先端に黒鉛でできた芯を差し込んで使うものだった。
持ち手となる木の部分を削って使うタイプのものは、16世紀初頭に発明されたらしい。

鉛筆が普及する以前は、ペンや筆を使ってインクで書くのが主な筆記方法だった。

肥後守
折り畳み式の鞘付き収納ナイフ(小刀)
1890年頃から製造販売されたと考えられている。1960年頃(昭和30年頃)まで、鉛筆削りの代表格として普及していた。



1965年(昭和35年)10月  山口二矢(当時17歳)が演説中の浅沼稲次郎(日本社会党委員長)を刃渡り33センチの銃剣(脇差なのかもしれない)という事件(浅沼稲次郎暗殺事件)が起こり、「少年に刃物を持たせない運動」が始まる。

その影響を受け、肥後守よりは安全なボンナイフが鉛筆削りとして普及。

ボンナイフ(カミソリカッター/関西ではミッキーナイフ)(当時定価10~30円)
鉛筆を削ったり、紙を切ったりするための文房具
カミソリ刃を使ったナイフ(折り畳みタイプと長柄タイプがある)
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刃物規制が進められていく中、ボンナイフ(ミッキーナイフ)やカッターナイフは鉛筆削りに使用されなくなっていく。

カッターナイフ(ユーティリティー・ナイフ/Utility Knife)
交換可能な刃を持つ道具の総称

ちなみに、
現在よく見かける折る刃式カッターナイフは1956年(昭和31年)に岡田良男氏が考案。
岡田氏がオルファ株式会社を創業後、生産販売を行い普及していく。
オルファ(OLFA)=折る刃。



学校の教室に手動式のシャープナータイプ鉛筆削り器(のちに電動式に移行)が配置されたり、小型の鉛筆削りが安価で売り出されるとともに鉛筆削りにナイフタイプのものを使用することはなくなっていく。

シャープナータイプの鉛筆削りは1828年(文政11年)には発明されていたらしく、日本には明治時代末期に輸入されていたとのこと。
大正時代(1912~1926年)には国内製造されていたらしい。
おそらく、製造され始めてはいたが、あまり普及していなかったのだと思う。肥後守のほうが値段的にも入手しやすかったのだろう。
シャープナータイプは、ほぼ鉛筆しか削れないのに対して、ナイフタイプだと紙などを切る行為にも使えるため利便性があるということも影響したんだと思う。当時の子供たちは、自分たちで遊び道具を作るということが当たり前だったので、持ち運ぶのに場所をとらず(ポケットに入れても邪魔にならない)何かを加工する道具に使えて低価格のものは必需品だったのだろう。

手動式鉛筆削り器(シャープナー)



1955年頃(昭和30年頃)には電動鉛筆削り器が登場していたらしいのだが、こちらも普及していたとはいいがたい。おそらく高価だったのだろう。
一般的に電動鉛筆削り器が普及したのは1970年頃(昭和40年代後半ごろ)。
ちなみに、
1970年頃に発売されたナショナル(現パナソニック)製の電動鉛筆削り器の当時価格は3,500円。令和の物価価格にすると一万円越え。けっこう高価!

電動式鉛筆削り器(シャープナー)



シャープペンシルが登場し普及していくと同時に、鉛筆削りもその姿を隠していく。

俗にいうシャープペンシル(ノック式)は、1960年(昭和35年)に大日本文具(現ぺんてる)が開発。低価格帯(100円程度)のものは1980年頃(昭和55年頃)発売。

シャープペンシル
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器用さにもよるでしょうけど、鉛筆を刃物で削れない人は増えていくでしょうね。
肥後守やボンナイフ(ミッキーナイフ)の存在もどんどん消えて行って、そのうち鉛筆削りという行為自体もなくなってしまうのかもしれません。

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